スランプを抜け出す解消法として上編、中編、下編とお話してきましたが、今回は番外編として上司からのお小言対策についてご紹介します。
上司からのお小言
営業成績が低迷してスランプに陥ると、部下を心配しての一言とはいえ上司からのお小言を頂戴してしまうことが多々あります。
ただでさえ、営業成果が上げられないことで不安になり精神的に落ち込んでいるときに上司から「なんで売れないんだ」「行ったいどうなってるんだ」「「そんなだからお前は・・・」などお小言を頂戴した日にはやる気はさらになくなってしまいます。
そんな上司からお小言で、無駄なエネルギーを消耗せずに済むように対策を考えておきましょう。
お小言は上司からの気遣いのあらわれ
上司がお小言を言うのは、部下を心配してつい言ってしまうというのがほとんどです。(なかにはイヤミを言うのが好きという方もいるようですが・・・)
上司にとって部下の営業成績が悪いという状況は、たとえイヤミ好きの上司であろうと、自身の評価にも繋がるので望ましいことではありません。
そんな上司が、部下のやる気が低下するのも承知で小言を言うのは、
「部下がいま置かれている状況」
「それに対してどのうような取り組みをしているか」
を知っておく必要があるからです。
部下のスランプを解消する手助けをするためには、「部下のいま置かれている状況」と「どのような取り組みをしているのか」を知らないことには、適切なアドバイスや対応を取ることができません。
部下からすれば、ありがた迷惑に感じるお小言ですが、上司なりの部下に対する気遣いのあらわれなのです。
上司からのお小言対策
上司から部下に対する気遣いでもある小言ですが、そうと知っても長々と小言を言われるのは気分の良いものではありませんよね。
そこで、上司のお小言で無駄なエネルギーを使わなくても済むようにするにはどうすればいいのでしょうか。
それは、こちらから「現状」と「その対策」を報告することです。
こちらから「現状」と「その対策」を伝えることで、上司からの不要なお小言を聞く必要はなくなります。さらに、部下の報告を聞いた上司は、それを元にアドバイスや解決に向けた対策を取ってもらえます。
上司へ「現状」と「その対策」を報告することは、上司にとっても部下にとってもムダな時間や労力を使わずに済むようになるのです。