営業活動で顧客に契約をしてもらうのと、恋愛で異性を射止めるのは非常によく似ていると言われます。
恋愛では、成就するためには「マメであること」が大切だというのはよく聞く話です。でも、マメなだけで本当に恋愛は成就するか。
今回は、恋愛における質と量のバランスから営業で活かせる質と量のバランスを学んでいきましょう。
マメなだけでは失敗する
恋愛はマメであれば成就するというのであれば、定期的に連絡をとり、相手とデートや電話、メールをしているだけで成就するはず。
ところが、実際はそううまくはいきませんよね。
うまくいかない原因は、相手と連絡をとり話をするなかで「この人と一緒にいると楽しい」「もっと一緒にいたい」「頼りになる」など相手にとって一緒にいることのメリットを感じてもらえていないからです。
相手にメリットを感じてもらえていないのに、マメに連絡をするというのは、相手に苦痛を与えひどい場合にはストーカー扱いをされかねません。
マメに連絡をとり、相手とコンタクトを取る機会を増やすことは、自分を知ってもらい相手との関係を向上させる方法としては大切です。
それでも、その時に相手にある程度の好感を与えられないようでは逆効果になるのです。いくらマメで相手とコンタクトを取る回数が多くても恋愛は成就しないのです。
マメさがなくても失敗する
マメさはなくても、相手に好感を持ってもらえている場合はどうでしょうか。
恋愛でいえば、遠距離恋愛がそれにあたります。
遠距離恋愛の場合、電話やメールは本人同士の気持ちしだいでマメに連絡を取るようにある程度は努力のしようはあるでしょうが、実際に会って話をするとなると難しい。
なんとか時間を調整して会う時間を作れたときには、今まで会えなかった寂しさもあり中身の濃い時間を過ごすことはできるでしょう。
それでも、遠距離恋愛は長くは続かないもの。
それは、二人でいる時間が中身の濃いものであったとしても、その回数が少なすぎてしまうためです。
つまり、いかに内容の濃い質の高い時間を共有できたとしても、その回数が少なすぎては恋愛は成就しないのです。
恋愛を成就させるには
・マメにコンタクトを取るだけでも相手に好感を与えられなければ失敗する。
・相手に好感を持ってもらえていても、マメに相手とコンタクトをとる機会が少なければ失敗する。
恋愛を成就させるためには、マメにコンタクトを取り、相手に好感を与える質の高い時間を共有するというこの質と量のバランスが大切なのです。
これを営業活動におきかえると、
契約を獲得するには、顧客とコンタクトを取る機会を増やし、相手の求める情報を提供することで相手からの信頼を獲得するという質と量のバランスが必要だと言えます。
営業成果を上げたいと思うのであれば、この質と量のバランスを見直してみてはいかがでしょうか。